月曜日, 6月 10, 2013

TopコマンドのRES,VIRT,SHR

Topコマンド

管理者のみならず開発者,そして私のようなアーキテクトにとっても良い友人のTopコマンド.その友人がもたらしてくれる情報の内,VIRT,RESそしてSHRの意味合いをもう一度おさらいしておく.

VIRT (Virtual Image )

VIRTはプロセスの
  • コード
  • データ
  • ライブラリ
  • スワップアウトしたページ
  • メモリマップドファイル
の内,まだ使用されていないものの合計であるわけで,全てがメモリを指しているわけではないので注意.C/C++コードでただnew或いはmallocしただけだと,確保した分がVIRTのサイズに上乗せされる.Windowsでいうところのコミットチャージか.

RES (Resident Memory)

RESは実際にプロセスに利用されているデータの総計を示している.Javaで大きなヒープを確保していたり,C/C++でたくさんnewあるいはmallocしているとRESとVIRTの差が大きくなる.Windowsでいうところのワーキングセットである.

SHR (Shared Memory)

ライブラリなど,他のアプリケーションからも利用される可能性のあるメモリの総計である.

蛇足 - PSで指定したプロセスの情報だけ見る

ps -pオプションで指定したプロセスの情報を見ることが出来る.

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