木曜日, 4月 04, 2013

英語の方言に囲まれて

英語は方言だらけ

私の職場は実に多彩な人種に富んでいる.自分の所属している部門全体を見てもまさにサラダボウルの様相を呈している.こんな環境の中,当然コミュニケーションは今や世界の標準共通語たる英語で行われるのだが,アクセントは其々の国によって随分違う.

国別の特徴

私が感じたそれぞれの国の人の英語の特徴は,以下の通り.
(あくまで私個人の感想である.)

アメリカ・カナダ人(白人,ユダヤ人) .. クセがなく一番聞き易い.
アメリカ人(黒人) .. 独特の強弱のクセがあるが,慣れれば耳馴染みが良い.
アメリカンチャイニーズ .. 上手い人もいると思うが私の周りでは訛りのある人が多い.広東語圏由来の人は特にアクセントの独特な訛りがきつくなるのですぐ判別がつく.
イギリス人 .. 語尾がスパっと切れるような,シャープな感じ.個人的には聞きにくい.しかし私の会社のNYオフィスには結構いるのだ.英語の発音ですぐ分かる.サンキューがサンキー,と聞こえれば100%確実.鼻にかかったような感じの英語ともいえるかもしれない.
中国人(マンダリン) .. 上手下手の個人差が激しい.上手な人は実に上手に喋るがそうでない人は中国語風のリズムと訛りのせいか,きつい印象を受けてしまう.でも日本人よりは総じて上手だ.
中国人(広東語) .. 一層訛りはきつくなる.広東語のリズムとアクセントが巧みに英語にアダプトされた感じだ.
韓国人 .. ハングルが日本語と同じ母音数のせいか訛りはあったにしても聞き易い.文節毎に上あがりのアクセントが目立つ気がする.
シンガポール人 .. 早口で訛りはきつめ.新入社員当時シンガポールの人の英語は実に厳しかった.
インド人 .. アクセント付英語のチャンピオンである.母語により特徴が変わってくるのでインド人というひとくくりにはできないが,インド人独特の英語表現等もあり,慣れれば実に面白い.
プエルトリコ人 .. アメリカ人の英語とは違うかな,というのは分かるが十二分に聞き易い.
ナイジェリア人 .. クセは相当強い.アメリカ黒人の英語をもっと強烈にした感じかも.しかしサンプル数は少ないので信頼性低し
タンザニア人 .. ナイジェリアの人ほどきつい訛りはないかもしれない.サンプル数低いので信頼性低し
コロンビア人 .. 自分の経験上アメリカ英語を上手に喋る人が多い.元気な人多し.
トリニダード・トバコ人 .. イギリス英語のようでそうでない,黒人英語のようでそうでない,不思議な感じ.
日本人 .. 抑揚がない.残念ながら外人には一番聞き取りにくい英語を喋るのかもしれない.

このように方言だけで大変バラエティに富んでいて,面白いものだ.







0 件のコメント: